カテゴリ
  1. トップ
  2. 書籍
  3. 半島へ
商品詳細画像

半島へ

講談社文芸文庫 いAD1
稲葉真弓/〔著〕
著作者
稲葉真弓/〔著〕
メーカー名/出版社名
講談社
出版年月
2024年9月
ISBNコード
978-4-06-536833-6
(4-06-536833-2)
頁数・縦
230P 16cm
分類
文庫/学術・教養 /講談社文芸文庫
出荷の目安
5~10営業日前後で発送いたします。
お受け取りいただける日はお届けする国・量・時期により多少前後します。

価格¥1,800

出版社の商品紹介

出版社からのコメント

「海松」を超えた、究極の「半島物語」。東京を離れ、志摩半島を望む町で暮らし始めた中年女性。孤独な暮らしのなか、彼女がそこで見つめたものは? 川端賞受賞作「海松」を超えた、究極の「半島物語」。谷崎潤一郎賞、中日文化賞、親鸞賞受賞作!その春、「私」は半島に来た。森と海のそば、美しい「休暇」を過ごすつもりで−−。たったひとりで、もう一度、人生を始めるために−−。川端賞受賞の名作「海松(みる)」を超えた、究極の「半島小説」顔を上げると、樹間で朝を待つものたちの気配がした。たぶんメジロやウグイス。どこに巣があるのかわからないが、葉擦れや枝のこすれとは違う音がする。寝覚めの脳に届いたのは身じろぎする鳥たちの気配だったのかもしれない。やがて、森のあちこちに青みを帯びた筋が差しこむ。樹間に広がる光の筋は、やがて明るい金色を帯びていった。途端に森の奥から、鳥の声がにぎやかに聞えてきた。なかに「リッカ、リッカ、ピイィ」と鳴く鳥がいる。そういえば、今日は立夏。東京から半島にきて、もう一ヵ月がたっていた。−−<本文より>第47回谷崎潤一郎賞受賞作解説・木村朗子

  • ※商品代の他に送料がかかります。
    送料は商品代・送付先によって変わります。詳しくは書籍の料金についてのご案内をご確認ください。
  • ※現時点でお取り扱いがない場合でも、今後購入可能となる場合がございます。
  • ※送付先を追加・変更される場合はご購入前にマイページよりご登録をお願いいたします。
  • ※商品は予告なく取り扱い中止となる場合がございます。
  • ※ご注文商品が在庫切れなどの際はキャンセルのご連絡をさせていただく場合がございます。
common-popup-caution

common-popup-caution